日本サッカー協会(JFA)は30日、森保一監督の初陣となる9月の国際親善試合「キリンチャレンジカップ2018」の日本代表メンバーを発表した。川崎フロンターレからはFW小林悠(30)、DF車屋紳太郎(26)、MF大島僚太(25)の3人が選出された。

この日、練習後に取材に応じた小林は「すごく光栄。若返りが進んでいる中で選んでもらえたので、結果にこだわりたいですし、経験とかも、いろんな若手選手に伝えていければ」と意欲を見せた。

W杯ロシア大会は、直前の壮行試合のメンバー発表直前に左ふくらはぎを痛め、夢が絶たれた。だが、中断期間にはすぐに気持ちを切り替え、中段あけからは得点を量産。リーグでは日本人最多の11得点としっかり結果を残した。

小林は「あそこでけがしたのも自分の実力。頭では切り替えていた」と当時を振り返る。若返りが予測されていた中での選出に「正直、ビックリしました」としながらも「若手選手には負けたくないですし。今の状況を見て選んでもらったと思いますし、自分はシンプルに、この2試合でどう自分のプレーを出すか、それだけ」と話した。

DF車屋は「前回、W杯のメンバーには選ばれなかったので、その時の悔しい思いをしっかり返したい。分からないことが多いですけど楽しみにはしてます」と話し、MF大島は「まず、ガンバ戦を頑張りたい」と、日本代表合流前の最後の試合となる9月1日のG大阪戦に集中する思いを口にし「いろんな監督の下でプレーするのは自分の引き出しも出るのかなと感じる。意欲的に感じています」と続けた。