東京五輪世代のオランダ1部フローニンゲンMF堂安律(20)が初選出から3回連続で日本代表に招集された。日本サッカー協会(JFA)は7日、国際親善試合(16日ベネズエラ戦=大銀ド、20日キルギス戦=豊田ス)の日本代表メンバーを発表。10月のウルグアイ戦で代表初ゴールを挙げたアタッカーが順当に選出された。

今季はリーグ戦全11試合に先発している。2日のエクセルシオール戦では今季2得点目を記録。ゴールを背に左足でトラップしてボールを浮かせ、反転しながら左足ボレーシュートするスーパーゴールを決めた。オランダや日本代表の活躍で世界的に評価はうなぎ上り。英紙ミラーなどがプレミアリーグ王者マンチェスター・シティーやセリエA王者ユベントス、スペインの強豪アトレチコ・マドリードなど世界トップレベルのクラブが関心を示していると伝えている。今冬の移籍市場に向けて、今回の代表戦2試合も注目を集めるはずだ。

森保ジャパンでA代表初招集となった20歳。東京オリンピック(五輪)世代のエースとして期待されていたが、高2でプロデビューを果たしたガンバ大阪時代から常々「五輪が終わってからA代表に入るようでは遅い。世界を見たら決して若くない。東京五輪の時にはA代表の主力になっているイメージ」と語り、目標を明確に位置づけてきた。ここまで森保ジャパンの全3試合出場で、1得点。主力に定着するためにも、来年1月のアジア杯前最後の親善試合で力を発揮する。