日本代表は今日1日、アジア杯決勝でカタールと対戦する。

カタールは6試合で16得点、無失点と攻守に安定感があり、初の決勝進出で勢いに乗る。スペイン出身のサンチェス監督の下、柔軟な戦いも光る。4-0で快勝した準決勝のUAE戦では、2点リードするまでは4-2-3-1の布陣で押し込み、UAEが攻勢を強めた後半25分すぎからは5-3-2に変更して速攻から2点を追加した。1次リーグのサウジアラビア戦、準々決勝の韓国戦では5バックでスタートしており、攻撃力の高いチームには守備重視の戦術を取る。日本戦でも、まずは守りを固める可能性が高い。

その場合、前線2人のスピードには注意が必要になる。今大会最多8得点のアリは決定力があり、Ak・アフィフは今大会最多の8アシストを記録している。日程面では準決勝から日本が中3日に対して相手は中2日。吉田と冨安を中心とした粘り強い守りでキーマンの2人を封じ込めたい。