ジュビロ磐田DF大南拓磨(21)が14日、日本サッカー協会が発表したU-23アジア選手権タイ2020予選(22日~26日、ミャンマー)に臨むU-22日本代表に選出された。東京五輪、フル代表につながるチャンスをつかんだ2人が予選に向けて意気込みを語った。

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ルヴァン杯清水戦にフル出場した大南は、一夜明けたこの日、ランニングなど軽めの調整で汗を流した。練習後、U-22日本代表に選出されたことを受け「率直にうれしい。しっかりと結果を残してきたい」と意気込みを語った。

開幕スタメンを目指した今季は、開幕から3試合連続先発出場。だが、リーグ第3節の大分戦で一発退場し、涙を流した。「チームに迷惑をかけ、申し訳ない気持ちでいっぱいでした」。直後の静岡ダービーでは「サポーターにも支えられているので、勝って恩返ししたかった」と躍動。積極的な攻撃参加でチャンスを演出した。

昨年11月のドバイ杯(U-21)に続く代表入りに「対人戦の強さが評価されたと思う」と話す。名波浩監督(46)も「プレーの質がよくなってきているので、選ばれてよかった。世代トップの選手たちから、いろいろなことを学んできてほしい」と話した。

来年の東京五輪に向けて貴重な実戦機会となる。大南は「連係がとれるよう、チーム内でしっかり話し合っていきたい。もっと、リーダーシップをとって、自分がゲームコントロールするぐらいの気持ちでやります」と意気込んだ。【河合萌彦】