サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク7位)はW杯1次リーグ第3戦でイングランド(同3位)と対戦し、0-2で敗れた。

2失点ともにDF熊谷紗希、DF市瀬菜々のダブルセンターバックの間にスルーパスを通されてのものだった。熊谷は「失点シーンは修正しないといけない。菜々(市瀬)ともっと話し合わないといけない。後半は良い形で攻めていて、結果(得点)にはならなかったですけど、あの中での2失点目は決定的。ノックアウト方式だと決定的なところになる。何としても守れるように良い準備をしないといけない」と振り返った。

市瀬は「失点のところは自分のポジショニングや声かけで防げる部分もあった。そこはチームで話し合って次に向けていい準備をしていきたい。後半はポジショニングも全体的に良くてスイッチを入れるパスも出せたと思いますが、前半は自分の位置も含め、みんなが探し探しになっていたかなと思います」と話した。

1次リーグを終え、1勝1分け1敗の勝ち点4で2位となり、決勝トーナメント進出は果たした。熊谷は3試合を振り返り「チームとしてのトライは1回戦に比べて2回戦、2回戦に比べ3回戦、相手のレベルが上がってきている中でも、ポジティブな中でトライはできていると思う」と手応えも口にし「今日の試合の後半のような時間をもっと増やしたいし、90分いけるならもっといきたいし、守備も耐えられるようにしたい」と意気込んだ。

決勝トーナメント1回戦では20日に第3戦が行われるE組のカナダかオランダと対戦する。熊谷は「どちらもイングランドのような力強さでくるとは思います。明日、その試合が見られて、チームとしての分析もできる。もちろん今日の試合よりも次戦で良いトライをして結果も出したい」と力を込めた。