北中米遠征に出る東京五輪世代のU-22(22歳以下)日本代表が2日、成田空港からメキシコへ向けて出発した。

今夏に法大から鹿島に加入したFW上田綺世は1日に行われたリーグ第25節アウェー清水戦で2ゴールを挙げるなど、早くもJ1で存在感を放っている。今回の選出を受けて「チームの好調に沿って、自分も少しずつ上げられている」と手応えを語った。A代表と兼任する森保一監督に代わって指揮をとる横内展昭監督は「鹿島でしっかり競争に勝って試合に出ている。これからの成長にも期待している」と伸びしろを口にした。

大学生ながら出場した6月の南米選手権では、強豪国と対戦して悔しい思いも味わった。「前回からどれだけ改善できているか、その違いを感じられたらいいと思う」。大会後は得点パターンの引き出しを増やすことにも取り組んできた。その成果を出すことを1つのテーマとする。「常に爪痕を残すこと」と、常に結果を追い求める上田らしく意気込みを語った。

チームは6日にU-22メキシコ代表と国際親善試合を行ったあとに米国への移動し、9日にU-22米国代表とも対戦する。