なでしこジャパンが韓国に1-0で競り勝ち、4大会ぶり3度目の優勝を飾った。相手のプレスをいなし、丁寧にパスをつないで攻めた。

ただ、FW田中らが得点機をものにできず、互いに無得点のまま、終盤を迎えた。

決勝点は後半41分だった。MF籾木結花(23=日テレ)がペナルティーエリア内から左足でシュート。これが相手DFの左手に当たり、PKを獲得した。これを籾木が自ら左足でゴール右隅へ決めた。籾木は「90分を通して激しい戦いになると分かっていた。得点でチームに貢献できたのはすごくよかった」と笑顔を見せた。

今大会で2戦5発だったFW岩渕、MF長谷川と攻撃の主力2人を負傷で欠いた中、終盤の1点で勝ちきった。引き分けでも、得失点差で優位に立っており、優勝だったが、勝って決めた。

高倉麻子監督は「もうちょっとすっきり崩したかった」と課題も残しつつ「粘り強く勝ちきれるチームになってきた」と選手をたたえた。