アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場する川崎F、C大阪、G大阪、名古屋の4クラブから東京五輪に出場するU-24日本代表に選ばれた選手が、7月5日から始まる直前合宿や同12日の国際親善試合同ホンジュラス戦に間に合わない見通しであることを、日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長が明かした。9日に行われた技術委員会後にオンラインで取材対応し、五輪に選出された選手がいた場合は「残念ながら(ACLの1次リーグが)終わってからの合流になると思う」と話した。

コロナ禍で、ACLの1次リーグがグループごとに集中開催が決まっている。C大阪と名古屋はタイ、G大阪と川崎Fはウズベキスタンに向かう。1次リーグの最終節はC大阪が7月9日、名古屋が同7日、G大阪が同10日、川崎Fが同11日となっている。この日程をこなした場合、五輪直前合宿がスタートする同5日からの合流は不可能。またG大阪勢や川崎F勢はホンジュラス戦にも間に合わない可能性が高い。

コロナ禍で航空便自体が減っていることもあり、特にウズベキスタンからの帰国には時間を要する。反町委員長は「クラブの方針に従い、ここは待つしかない」と語った。

現在活動しているU-24日本代表には川崎FからMF田中碧、MF三笘薫、MF旗手怜央の3人が参加している。名古屋からはMF相馬勇紀が、C大阪からは9日にDF瀬古歩夢が追加招集された。