なでしこジャパン(女子日本代表)がメキシコを5-1で下した。東京オリンピック(五輪)メンバー発表前最後の試合で、8-0で勝利した10日ウクライナ戦から先発6人が入れ替わった。

その中の1人、FW田中は前半7分、岩渕の右クロスにニアでシュートも、右ポストをたたく。同20分にも相手ボールをカットした岩渕からパスを受けてシュートしたが、GKに捕らえられた。

同27分、28分と相手10番マジョルにシュートを打たれるが、いずれも枠を外れて助かった。

先制点は同36分、林から球を受けた岩渕がドリブルで切れ込んで、ゴール右隅に蹴り込んだ。

後半開始早々、田中が追加点。左の岩渕からの速い折り返しに滑り込むようにして合わせた。直後の同4分にはゴンサレスにゴールを許して1点差に詰められるが、同9分にはFKを起点に岩渕のパスから籾木がたたき込んで突き放した。さらに28分、ともに途中出場の遠藤から木下へと球が渡って4点目。

終始攻める姿勢を見せつつも、技術と力強さを持つ相手に危うい局面も垣間見えたのは、本番への課題かもしれない。