日本のワールドカップ(W杯)カタール大会に向けた、アジア最終予選がいよいよ今夜、始まる。

日本(FIFAランキング24位)は大阪・パナソニックスタジアム吹田で、オマーン(同79位)との初戦に臨む(午後7時10分キックオフ)。

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日本代表DF長友佑都(34)は自身4度目のW杯最終予選に臨む。ピッチに立てば、同予選通算19試合目となり、日本代表歴代2位タイとなる。最多はFW岡崎慎司(現スペイン2部カルタヘナ)の22試合で、MF長谷部誠(現ドイツ1部アイントラハト・フランクフルト)の19試合と並ぶ。

国際Aマッチ通算125試合出場の百戦錬磨の左サイドバックはマルセイユ(フランス1部)を退団し、現在は無所属。だが、個人トレーニングを積み「良い状態。自分のパフォーマンスをしっかり出せるようにしたい。試合に出なかったとしても自分の経験を伝え、チームに貢献したい」と話していた。

22歳で初めてW杯最終予選を経験し、当時の主力だったMF中村俊輔(現J1横浜FC)から細かなプレーでお説教を受けたこともあった。あれから12年。4大会連続4度目の最終予選出場なら、MF今野泰幸(現J2磐田)と並ぶ日本最多タイ記録となる。

今野は06年ドイツ大会の最終予選から4大会連続で出場し、17年3月23日のUAE戦で日本の予選年長2位となる34歳57日でゴール。12日で35歳になる長友がゴールを決めると、34歳355日で今野の記録を抜くことになる。

予選の最年長ゴール記録はMFラモス瑠偉が93年5月5日のスリランカ戦でマークした36歳85日。これは日本の国際Aマッチにおける最年長得点記録にもなっている。

 

<日本のW杯最終予選出場数ランク>★は現代表

岡崎慎司 22

長谷部誠 19

長友佑都★18

遠藤保仁 17

本田圭佑 17

吉田麻也★16

川口能活 14

川島永嗣★13

酒井宏樹★13

井原正巳 13

三浦知良 13

今野泰幸 13

香川真司 13

日本が初めてW杯本大会出場を決めた98年フランス大会予選のアジア第3代表決定戦イラン戦(ジョホールバル)を含む。