森保ジャパンが崖っぷちで踏みとどまった。日本(FIFAランク26位)はB組首位のオーストラリア(同32位)に2-1で競り勝った。

前半8分、先発に抜てきされたMF田中碧(23)が先制。同点に追いつかれたが、後半40分にMF浅野拓磨(26)が相手のオウンゴールを呼び込み、勝ち越した。引き分け以下なら進退が問われた一戦で、森保一監督(53)は陣形を4-2-3-1から4-3-3に変更。積極的な采配が功を奏した。勝ち点を6に伸ばし、自動的に出場権を得られる2位以内へ望みをつなげた。

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<吉田麻也主将の東京五輪、W杯アジア最終予選中の主なコメント>

★東京五輪・準々決勝のニュージーランド戦でPK戦に勝利後(7月31日)

「吉田、疲れてるんじゃないか」と思いましたよね? なめるんじゃないよと思いました。

★東京五輪・準決勝メキシコに敗れ、4位に終わり(8月6日)

「これで終わりではないので。それでもサッカー人生は続くので」。

★アジア最終予選のサウジアラビア戦で、サウジサポーターから差別的な行為を受けてブチ切れ(10月7日)

「受け入れがたいものだった」。

★サウジ戦に敗れ、アジア最終予選は3戦で1勝2敗。試合後、「責任」についてコメント(10月7日)

「その時に結果が出てなければ、協会、監督、選手も責任を取る覚悟は出来ている。終わってから判断してもらえばいい」。

★アジア最終予選のオーストラリア戦を前に(10月11日)

「自分たちの結果が、日本のサッカー、将来に直結するということを理解しないといけない。本当にW杯出る、出ないは、僕たちだけでなく、サッカーに携わる全ての人たちの死活問題になる」。

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