W杯アジア最終予選の最終戦で日本代表はホームでベトナムに1-1で引き分けた。
【W杯予選】吉田麻也同点弾も手痛いドロー 森保ジャパン7勝1分け2敗/ベトナム戦ライブ詳細>>
W杯出場が決まり、メンバーを大幅に変更。前半19分に先制点を許すまさかの展開。後半9分にDF吉田麻也主将(33=サンプドリア)のゴールで同点とてからは主力組が入って一気に押し込むも、逆転にはいたらなかった。控え組の選手にとってはアピールの場だったが、不完全燃焼に終わった。
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本大会への切符をつかむ23人は誰なのか-。存在感を示すことに燃える選手たちが多くピッチに立ったはずが、あまりにお粗末な失点だった。同組最下位の相手に、前半19分に左CKを難なく合わせられ、先制を献上。攻撃はMF三笘の個人技による突破に頼り、連係による崩しはほとんどなし。低調な前半を終え、活動中に「いい緊張感でやれている」と手応えを語っていた久保は、頭をかきながらベンチへ戻った。
森保監督はたまらず後半開始からエースMF伊東を投入。9分にDF吉田主将のゴールで同点とした後の16分にはMF田中、守田、南野と主力組を同時にピッチへ送り込んだ。すると流れは一気に日本へ。相手陣内でボールを奪って攻撃を重ね、25分には田中がネットを揺らす。しかしビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で認められなかった。43分には上田が右からのパスに合わせるもオフサイド。数多くのチャンスを作るも、逆転にはつながらなかった。
早々と交代となったのはMF柴崎、原口、旗手、久保。激しい前線のポジション争いで指揮官からは「個々の特徴を思い切って発揮してほしい」と期待されたアピールにかけていた4人だったが、いずれも消化不良に終わった。
流れが一変したのは、中盤に主力組の守田と田中が入ったところから。プレスの出足が鋭くなり、相手陣内で2人がボールを保持できることで、前線の選手がよりゴールに近い位置でプレーできるようになった。久保がこの2人と入れ替わったのは不運でもあったが、現段階での序列がはっきりとわかる90分になった。
最終予選を通して日本代表に招集された選手は38人。しかし前半はリードされて終わる非常事態で、主力組を除けばポジションは誰も安泰ではないことが示された。W杯本大会まで約8カ月。ここから大きくメンバーが変わる可能性もおおいにある。【岡崎悠利】

