W杯カタール大会(11月開幕)に2大会連続6回目出場のチュニジア代表が、10日に開幕するキリン杯でチリ代表と対戦(ノエスタ)する。

8日はジャレル・カドリ監督がオンラインで会見し、試合会場で冒頭15分だけを報道陣に公開して調整した。

5日に敵地でボツワナと対戦し、中4日で長距離移動を経ての試合とあって「非常にタイトな試合を戦った後で、時差もある。選手は疲れている。ベストな状況とはいえない」と明かした。

今遠征にはマンチェスターUに所属する19歳のMFハンニバル・メイブリを招集した一方で、欧州でプレーする数人の主力を外している。

その理由を同監督は「シーズンが終わったばかりで、非常にタイトなスケジュール。欧州の選手は疲労がたまっているので、本大会に向けて休養させるため、あえて主力は呼んでいない。これまで出番の少なかった選手を呼んで、W杯へのチャンスを与えるために有効活用したい」と説明した。

W杯はD組でフランス、デンマークと同組。もう1カ国は13日に行われるオーストラリア対ペルーの大陸間プレーオフの勝者が入る。カドリ監督は「W杯でペルーと対戦することになれば、チリ戦は(同じ南米のため)予行練習になる。チリはテクニックがあり強豪だと思っている。いい準備として活用したい」と語った。