なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)が連覇を決めた。東アジアE-1選手権の最終戦となった26日中国戦に臨み、0-0の引き分け。前回19年に続く頂点に立ち、昨年10月に発足した「池田ジャパン」では初タイトルとなった。

金色と銀色のテープが華やかに舞う中で、池田太監督は(51)笑顔で選手たちと喜びを分かち合った。「もちろん決着はつけたかったが、最後まで粘り強く戦えたのは良かった。まず1つタイトルをとって共有できた。そういう喜びをかみしめようと伝えました」。今年の冬に行われたアジア杯では準決勝でPK戦の末に敗れた相手。この日は、負けなかった。

ゴールにはあと1歩届かずも、守備で連係の良さを見せた。先発メンバーの平均身長7・3センチ差と、体格で圧倒的に勝る相手。何度も倒されながらもすぐに立ち上がり、ボールを奪われればすぐに奪い返す。互いに反応良くカバーに走り、ゴールを割らせなかった。

今大会は試合ごとにテーマがあった。初戦の韓国戦は大会への入り方、台湾戦では相手のプレスへの対応力。そして中国戦は、ダイナミックに攻める相手のカウンターをどう止めるか。「しっかり選手と共有した。選手の取り組む姿勢、理解力もあって、成果としてあげられるところ」。分かりやすく、成長を促した。

W杯まであと約1年。キャプテンマークを巻いたDF清水は「苦しい時間もタイトルにつなげるというところが、このE-1の収穫」と話した。この成功体験が大舞台での躍動につながっていく。【磯綾乃】