日本代表(FIFAランキング24位)が、エクアドル代表(同44位)に0-0で引き分けた。

11月に開幕するワールドカップ(W杯)カタール大会のメンバー生き残りを懸けた、最後のアピールの場となる一戦。センターバックの右で先発出場したDF谷口彰悟(31)はPKを与えるも、無失点の守備の貢献した。

「もちろんPKを与えてしまって、絶対的なピンチがありましたけど、しっかり止めてくれて、なんとか0で抑えられたというのはすごく良かった」

後半38分、相手との攻防から絶妙な判定でPKを取られ、絶体絶命のピンチ。これをGKシュミット・ダニエルがシュートコースを読み切り、好セーブに救われた。

「W杯に出る国とあって、非常にいいチームだった。強度もすごく高かったですし、中盤の攻防も隙を与えてくれないゲーム展開で、W杯に向けて素晴らしいいい相手だった」。ボールを持たれ、なかなか隙のないチーム相手に粘り強く守り続けた。

「本番を想定しても、ドイツなんかも相当持たれると思う。しっかり間延びせずに、中盤のミドルゾーンでコンパクトを保ちながら、11人全員で前向きに守備をするという、それが大事だなと」。ラインコントロールやプレッシャーのかけ方。W杯初戦で当たる強豪ドイツを念頭に置いた、いいシミュレーションとなった。

この日はスコアレスドローだったが、「こういった中でどう上回っていくかを詰めていける」と上積みを誓った。