ワールドカップ(W杯)カタール大会(20日開幕)の日本代表メンバー26人を発表した森保一監督(54)が1日、NHK「ニュースウォッチ9」(月~金曜午後9時)に生出演した。
リストの「最終決定は朝」と午後2時からの記者会見で明かしたことについて「昨日の夜、スタッフと最後のミーティングをして。最後は自分で決めさせてほしいとスタッフに伝え、朝まで考えて、決めさせていただきました」と、あらためて説明した。
続いて、代表発表を受けたファンからの質問コーナーに。「何で原口(元気)選手を入れなかったのか」という声は、スタジオ内で監督に振られることなくスルーされた。
前回18年ロシア大会の決勝トーナメント1回戦でベルギーに2-3で逆転負けした悔しさを覚えているファンが多かったことには、同大会でコーチだった森保監督が「我々のチームの立ち上げも、ロシアの経験をへて、ベルギーに逆転負けしたところの課題をどう克服するか、から始まって4年間トライしてきました。2-0になってから、どう試合をコントロールして勝ち切るか。最後まで、やるべきことを状況に合わせて日本らしくやり切って、ボールを握って試合をコントロールできるように。そこをロシアで学んで、チーム作りに生かしてきました」と話した。
「いつもメモしているのが気になる」との質問には「試合中に起こっている課題であったり、相手を上回れている良いところをメモして、コーチの意見も聞いて、一致した時にチームに伝えるようにしています。サイド攻撃が良かったとかDFの1対1が良かったとか」と明かした。
元日本代表MFの中村憲剛氏が、初戦ドイツ戦(23日)、第2戦コスタリカ戦(27日)ともに○△(勝ちか引き分け)と予想したことには「理想は勝利ですけど、勝ち点をしっかり積み上げて3戦目(対スペイン)に向かうことが大事かなと思います」とした。
優勝4回を誇るドイツ相手に、中村氏が4-2-3-1システムで先発予想。健脚のFW前田大然を1トップにした9月の米国戦を基準に、相手のビルドアップを阻害し、パスコースを限定してボール奪取しやすくする戦い方になる、と見通すと森保監督は「おっしゃる通り、そのままです」。笑顔を見せ「いい守備から、いい攻撃に。世界で戦っていくには守備をして、意図的に奪って、攻撃につなげることが大事だと思います」と続けた。
12大会連続出場のスペインについては「戦術的に各ポジションの役割が明確でマイボールを大切にしてくる。ビルドアップがうまい」と印象を口にし「抑えなければいけないところがたくさんある。守備ラインからのビルドアップ、センターバックにどれだけプレッシャーをかけて攻撃の制限をして、ボールを奪って攻撃できるかが重要。中村憲剛さんのいう通りです」と言い、好内容の2-0で勝った米国戦をベースにするというプランに同調した。
初戦まで3週間超。従来の夏開催のW杯と違って長い直前合宿ができず、強化試合も1試合だけというカタール大会に向け「どこの国も条件は同じですし、事前キャンプができない中で、どうしていくかを積み上げしてきた。残された準備期間で確認する作業、積み上げていきますが、その期間が短い方が、日本人の方が、より意思疎通を図って戦う良さが出せると考えています」と一体感を高める仕上げに自信をみせた。
最後に、視聴者に向けて「いつも応援ありがとうございます。サポーターの皆さん、国民の皆さんの期待や応援をパワーに変えて、日本人の誇りを持って、世界の舞台に向かっていきたい。一丸となって戦ってきたいと思っています。サポーターの皆さん、国民の皆さん、ぜひ我々と共闘してください」と呼びかけた。

