日本代表森保一監督(54)が28日、欧州視察のため、羽田空港から出国した。ワールドカップ(W杯)カタール大会メンバーとの面談が主な目的。まずはフランスに入り、MF伊東純也(29)が所属するスタッド・ランス-パリ・サンジェルマンの試合を観戦する。ドイツでは、シャルケのDF吉田麻也(34)らと会う予定。「W杯の振り返りをやっていきたい。スタッフが考えていることではなく、選手目線での成果と課題を聞ければ」と話した。

昨年末にFIFAワールドカップ2026大会までの続投が決まった。史上初のベスト8を目指す上でも、新戦力の発掘も大事な作業となる。ドイツでは、吉田と同僚のシャルケのFW上月壮一郎(22)が、ブンデス初ゴールをマーク。多くの若武者がアピールを続けるが、森保監督は「W杯に出た選手を中心に会っていきたいと思います」と、した。

3月24日(国立競技場)、同28日(ヨドコウ桜スタジアム)にはキリンチャレンジカップを予定している。続投後、初の試合となる。「2026年のW杯に向けて新たなチームづくりのスタートになると思っている」。新たな景色を求め、強い日本をつくりあげていく。