日本サッカー協会(JFA)は25日、6月の国際親善試合キリンチャレンジ杯エルサルバドル戦(15日、豊田スタジアム)ペルー戦(20日、パナソニックスタジアム吹田)に臨む日本代表メンバーを発表した。

今季は欧州の各リーグで日本選手が目覚ましい活躍を見せており、各国で日本選手のシーズン最多得点記録が更新されている。

FW=古橋亨梧

2列目=三笘薫、鎌田大地、久保建英

ボランチ=守田英正、遠藤航

4バック=伊藤洋輝、瀬古歩夢、板倉滉、菅原由勢

GK=シュミット・ダニエル

日刊スポーツでは24日、今季の出場試合数や得点状況など実績を抽出。欧州組だけでスタメンを編成できるとして、現状のベストイレブンを並べていたが、全員が順当? に選出された。

【ニッカン寸評】

左右の攻撃的ポジションは、左サイドがイングランド・プレミアリーグで今季7ゴールのMF三笘薫(26=ブライトン)、右サイドがスペイン1部リーグで今季9得点のMF久保建英(21=レアル・ソシエダード)で文句なし。1トップはスコットランド・プレミアリーグで今季ここまでリーグトップの25得点を挙げ、MVPにも輝いたFW古橋亨梧(28=セルティック)となる。

トップ下はドイツ・ブンデスリーガで9得点5アシストのMF鎌田大地(26=アイントラハト・フランクフルト)。ボランチは同リーグのMF遠藤航(30=シュツットガルト)が鉄板。チームは残留争いを続けているが、今季のリーグ戦で自己最多の5得点。デュエル勝利数でも安定の4位につける。

遠藤とダブルボランチを組むのが、ポルトガル1部リーグで活躍するMF守田英正(28=スポルティング)。リーグ戦28試合で6得点と、こちらも自身のシーズン最多得点記録を更新するなど、攻撃力を高めている。

最終ラインも欧州組で埋まる。オランダ1部リーグ屈指の右サイドバックに成長したDF菅原由勢(22=AZアルクマール)は今季3得点8アシスト。今後は日本の攻撃的右サイドバックとして期待がかかる。

センターバックはDF冨安健洋(24=アーセナル)が負傷で離脱中ではあるものの、ドイツ1部のブンデスリーガでほぼフル稼働を続けるDF板倉滉(26=ボルシアMG)が軸となる。スイス1部リーグでは3月の代表メンバーにも選ばれたDF瀬古歩夢(22=グラスホッパー)が、チームの主力として実戦経験を積み重ねている。

左サイドバックの本職はやや不足しているが、ドイツ1部で奮闘するDF伊藤洋輝(24=シュツットガルト)を回すことができる。残るGKはベルギー1部のシュミット・ダニエル(31=シントトロイデン)だ。

また、瀬古の同僚MF川辺駿(27=グラスホッパー)も選出。今季31試合の出場で9ゴールを挙げ、アシストもリーグ3位タイの8回と成績を残していただけに、堂々の招集となった。