サッカー女子W杯で8強入りしたなでしこジャパンが12日、成田空港着の航空機でニュージーランドから帰国した。今後は来年のパリ五輪出場を目指し、10~11月にウズベキスタンで開催されるアジア2次予選に臨む。日本人最年少ゴールを決めた19歳のMF藤野あおば(日テレ東京V)はパリを見据え、さらなる成長を誓った。
◇ ◇ ◇
準々決勝でスウェーデンの高さと強さに屈したが、日本らしい戦いで8強まで勝ち進んだ。成田空港には日本サッカー協会の田嶋幸三会長が駆けつけ、300人ほどのファンとともに拍手で出迎えた。
藤野は1次リーグ第2戦のコスタリカ戦でゴールを決め、日本人初の10代でのW杯得点者となった。今大会は1得点2アシストと結果も残し、「若いながら出来るプレーもあると思ったし、今できることをやろうと取り組んだ。積極的に得点奪えたのはうれしい」と初の大舞台を振り返った。
約束2カ月後の10月からはパリ五輪に向けた戦いが始まる。アジア予選はウズベキスタンでセントラル方式(中立地集中開催)の2次予選が開幕。W杯で明確になった課題と向き合う。スウェーデンにはスピードとフィジカルで上回られ、地力の差を埋められなかった。引いて守る選択によりパスの出し手にはプレスがかからず防戦一方に。奪っても前に運べない悪循環に陥った。
自身については「フル出場して結果が出せなかったのは、自分の弱いところで力不足。もっと責任感を持って強い気持ちで取り組まないと。明日からまた、切り替えてやっていきたい」。チームについては「パリ五輪に向けて、自分たちのサッカーを立ち上がりからプレーし続けることはやらないといけないと感じた」と反省を忘れなかった。
W杯を経験し、海外でのプレーを意識した。「行けるならすぐに行きたい気持ちはある。W杯を戦って国内で感じられない迫力を感じた」。同時に日本でのプレーの必要性も感じている。「まだまだできていないことも多い。基礎レベルをもう少し高めないと、行っても出場時間が確保できない」。まずはWEリーグを主戦場にレベルアップを図り、海外へ挑戦する覚悟だ。

