サッカー日本代表(FIFAランキング19位)は明日13日、カナダ代表(同44位)との国際親善試合(デンカS)に臨む。先月、日本人初のスペインリーグ月間MVPに輝いたMF久保建英(22=レアル・ソシエダード)は、味方を生かす「ゴール演出家」としても貢献することを宣言した。
「周りの特徴を理解してあげる段階にきていると思う。生かしてもらうばかりではなく」。フィールド選手では最年少も、国際Aマッチ出場数は既に6番目の多さの27試合。自らゴールを狙うだけでなく、味方の得点を演出する立場になってきた、との自負がある。
今季は自身初の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場。「おいしいご飯を食べた時と一緒で、1度味わってしまったら離れられない」と世界最高峰をかみしめる。CLだけでなく、リーグでも今や複数マークにさらされる存在になった。
ボールを持てば、必然的に味方がフリーになる場面は増える。「2枚、3枚と引きつけられれば中の選手は楽」。ドリブルか、パスか。ゴール確率が最も高い選択肢を常に判断できるのも長所。芽生えた「演出家」の自覚は、今季のパフォーマンスに裏打ちされる。
敵地でドイツを4-1と粉砕した欧州遠征後、レアル・マドリード戦から7試合。中4日以上は1度だけの過密日程で、うち6試合に先発して9月のMVPという歴史を刻んだ。「きついけど何とか戻ってきた感じ」という状態ながら「今回も勝って当たり前のレベルにならないと、盛り上がってくれないと思う」と自身を鼓舞するように言う。各国スターと同じく、欧州で注目される存在はタフでなければならない。【岡崎悠利】

