サッカー日本代表(FIFAランキング19位)は13日、国際親善試合(デンカS)でカナダ代表(同44位)と対戦する。
体調不良で参加を見送ったMF三笘薫(26=ブライトン)の代役として、左サイドにはMF中村敬斗(23=スタッド・ランス)が起用される。今季加入した所属クラブと代表で結果を残してきた好調のアタッカーは、巡ってきたチャンスを生かし、代表生き残りをつかみ取る。
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秋晴れの新潟で、決意を示した。中村が、冒頭15分が公開された練習で軽快な動きを見せた。代表での立ち位置は決して高くない、と考えている。「全然まだまだ。僕はボーダーラインだと思っている。毎日100パーセントでやっていくだけ」。この2戦にも生き残りを懸けて臨むつもりだ。
森保監督から指名を受けた。13日カナダ戦と17日チュニジア戦は、森保監督が「彼がいて、活躍を期待するのは当然のこと」と絶大な信頼を置くMF三笘が体調不良で不在。その代役について、指揮官はこの日の前日会見で「中村敬斗がまずは候補になる」。23歳のアタッカーを先発起用することを明言した。
中村は今季加入したスタッド・ランスで全8試合に出場して、1得点1アシスト。代表でも6月のエルサルバドル戦で代表初ゴールを挙げて、初先発した9月のトルコ戦でも2得点を決め、一躍その存在感を高めた。クラブではMF伊東が右サイドにいることで「間違いなく良いクロスが入ってくるので、飛び込む意識が前より強くなった」。カナダ戦でも伊東と両翼を組むことになれば、それは日本の武器にバリエーションが増える。持ち前の鋭い突破やカットインからの高精度シュートに加えて、新たな形でのゴールにも期待がかかる。
26年W杯北中米大会に向けたアジア2次予選を11月に控えて、森保監督は「全体がレベルアップをする良い機会。誰かだけに依存するのではなく、誰が出ても勝つ、誰と組んでも機能するように」と話した。そのテーマの中で大きな期待を受けてピッチに立つ13番は「1番は結果。目に見える結果が信頼につながる」と鼻息が荒い。三笘不在は中村にとってはチャンス。このカナダ戦を、代表での序列を上げる一戦とする。【永田淳】

