サッカー日本代表(FIFAランキング19位)がチュニジア代表(同29位)に2-0で雪辱し、国際Aマッチ6連勝を飾った。トップ下で先発したMF久保建英(22=Rソシエダード)が、MF伊東純也(30=スタッド・ランス)のアシストを初めて記録するなど2得点に絡み、森保ジャパンの6戦24発に貢献。右サイドを主戦場とする2人が共存できることを証明した。初戦の相手がミャンマーに決まった来月16日のW杯北中米大会アジア2次予選へ新たな攻撃の幅を広げた。

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久保-伊東の電撃ラインが開通した。後半24分、久保が左サイドから切り込むと、逆サイドから内へ走り込んできた伊東にマイナスのクロスを供給。伊東がダイレクトでゴール右に突き刺した。先制点の起点にもなっていた久保は「点を取りたかったので、そこはちょっと悔しいですけど、2点とも絡めたのはすごいポジティブ」と胸を張った。

久保はW杯カタール大会後、森保ジャパン最多の5アシスト目。引き出したのは、右サイドを稲光のごとく切り裂くイナズマ伊東だった。「タケ(久保)が突破した時、マイナスで受けようと思って。よく見てくれていた」。前回W杯最終予選で4戦連発した際、解説の松木安太郎氏から命名された快足が光り輝いた。

新たな攻撃の組み合わせだ。久保と伊東がトップ下と右サイドで同時先発したのは2年ぶり2試合目でW杯後は初。前者は所属クラブで任される右ではなく、先月トルコ戦に続いてトップ下に君臨。前戦は下がってボールを受けることも多かったが、この日は左右に幅広く、効果的なポジショニングで守備網を破った。

久保が動いた位置にボールが集まり、攻撃が始まった。得意の右に流れれば伊東が中央へ移動するなど、ポジションチェンジを繰り返し、攻撃を活性化。互いの関係について「伊東選手がどこでどうしたいというのは、僕もウイングやっていて分かるし、分かりやすい特長を持った選手なのでまあ使いやすいというか、まあ簡単ですよね」と久保は明るく好感触を示した。

対する伊東も後輩を立てた。「うまくタケのことを見ながら、右に来たら、ちょっとスペース空けてあげて、中に入っていくところをやれればいいかなと思ってたんで。そんなトライだったかな」とうなずいた。

今回は三笘、鎌田や堂安ら2列目の常連組が体調不良やコンディション不良で選外となった中、役者2人が躍動した。2戦合計6-1で締めた2連戦を「総合したら非常にいいと思いますよ」と久保は満足げに総括。来月開幕のW杯アジア2次予選に向け、雷鳴とどろく久保-伊東の攻撃ラインが誕生した。【佐藤成】

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