ブラジル遠征中の世界ランキング8位のなでしこジャパンが、アウェーで同9位のブラジルに2-0と快勝した。

前半15分に右CKからMF遠藤純がクロスを入れ、ファーサイドでフリーになったDF南萌華が右足インサイドで直接右足を合わせた。ボールは相手に当たり、角度が変わってゴールイン。先制点となった。

勢いづいたなでしこは、先制点から3分後、相手ボールのカットからFW田中美南にパスが渡ると、ゴールまで30メートル超の位置から迷わず左足でシュート。曲がりながら落ちた弾道は、GKの手前でワンバウンドし、ゴール右隅へと決まった。

前半の早い時間帯で2点を選手したチームは、その後、ブラジルの反撃にもコンパクトな守備で対応。奪うと連動したパス回しからブラジルゴールに迫った。

ベンチスタートだったMF宮沢ひなたは後半12分から出場したが、同16分に負傷で途中交代となるアクシデント。そんな中で選手を6人交代させながらブラジルに付け入るスキを与えず、2点差をしっかり守り切った。

11月30日の第1戦では3-4で敗れていたが、リベンジを果たした。見事なロングシュートを決めた田中は「GKが高い位置にいるのが見えたので狙いました。頭越しのシュートをイメージしていたので(弾道は)ちょっと違ったけど、入ってびっくり」と喜んだ。初戦のブラジル戦はベンチスタートだったが、この日は攻撃のキーマンとしてけん引した。「先発で出るにはチャンスメークも含めてもっとプレーに磨きをかけなければ」と向上心をあらわにした。

これで今回のブラジル遠征は1勝1敗で終了。年内最後の試合を白星で占め、池田太監督は「暑くて厳しい環境の中でよく走ってくれた。(来年の五輪予選に向けて)いい経験ができた」と手応えを口にした。日本は来年2月にパリ五輪アジア最終予選で北朝鮮と対戦する。