AFCアジアカップ(アジア杯)で3大会ぶり5度目の優勝を目指す日本代表は31日午後2時半(日本時間同8時半)から、ドーハでの決勝トーナメント1回戦でバーレーン代表と対戦する。

FIFAランキングは日本17位、バーレーン86位。過去の対戦成績は日本の8勝2敗となっている。直近の対戦は岡田武史監督時代の2010年3月3日、豊田スタジアムで行われたアジア杯予選。日本はFW岡崎慎司と本田圭佑がともに頭でゴールを決めて2-0で快勝した。

2004年8月3日のアジア杯準決勝以降の対戦は全てFIFAワールドカップ予選などの重要な「公式戦」で、記憶と記録に残る試合も多い。

 

▽中沢ボンバーヘッド

2004年8月3日アジア杯中国大会準決勝(4○3延長)済南

DF中沢佑二が試合終了直前に同点ゴールを決めた。2-3の後半44分、最前線へと駆け上がり、MF三都主アレサンドロの左からの低いクロスをダイビングヘッドで合わせた。「宮本(恒靖)が上がれといったので上がったら、三都主と目が合った」。前半40分にMF遠藤保仁が不可解な判定で退場。崖っぷちに立たされていた日本を救った。

 

▽玉田40メートル独走

2004年8月3日アジア杯中国大会準決勝(4○3延長)済南

FW玉田圭司が自慢のスピードで相手守備網を切り裂いた。後半終了間際に中沢のゴールで同点に追い付いて延長戦に突入。その前半3分、玉田がカウンターからドリブルで鮮やかに抜け出し、約40メートル独走して左足で流し込んだ。負傷を押して出場したレフティーは「自分らしい形のゴールだった。相手も足が止まっていたからドリブルを仕掛ければ簡単に抜けた」。粘るバーレーンを4-3で振り切った。

 

▽内田がW杯予選最年少弾

2008年6月22日W杯南アフリカ大会3次予選(1○0)埼玉

当時20歳のDF内田篤人が日本をW杯3次予選首位突破に導いた。0-0の後半45分、相手のクリアボールをヘッドではね返すと、高いバウンドでGKの頭を越えてゴール。MF中村俊輔が「狙ったのか?」と駆け寄るラッキーな形でのゴールだったが、20歳87日での初ゴールは日本のW杯予選史上最年少記録となった。「とにかくチームが勝ってよかった。自分のゴールは良いんですよ」と控えめに喜んだ。

 

▽遠藤レーザー照射にも動じず

2008年9月6日W杯南アフリカ大会最終予選(3○2)マナマ

MF遠藤保仁がPKを落ち着いて決めた。1-0の前半44分、敵地のスタンドから「レーザー光線攻撃」を受けたが、GKが左に動いたのを見て、逆のゴール右隅に流し込んだ。PK職人は「前半からやられていて、審判に言ったけど、最後まで続いてた。影響はなかったけど、目に入ったときだけやりにくかったかな」。

 

▽俊輔「FK」弾

2009年3月28日W杯南アフリカ大会最終予選(1○0)埼玉

MF中村俊輔が決勝点を奪った。0-0の後半2分、ゴール正面、約25メートルのFK。中村は短くパスを出し、横のMF遠藤保仁が止めたボールを左足でこすり上げた。壁をかすめたことで強烈な縦スピン。急激に落ちたボールはゴール右隅に吸い込まれた。「会場が変に静かで、スタンドのみんながジーッと見入っている感じだった」。攻め込みながらも点が決まらない重苦しい展開を一撃で打ち破った。