勝ち点9で首位の日本(FIFAランキング16位)が、同4で2位のオーストラリア(25)にホームで引き分けた。
後半13分に失点。相手の右ウイングバック(WB)ミラーのクロスに、DF谷口彰悟(シントトロイデン)が対応したが、オウンゴールとなった。競り合う選手はおらず単独で、難なくクリアするかに見えたが、そのままマウスへ一直線となった。
試合後、谷口は「そうですね…あの…」と言葉を選びながら「はい、僕がゲームを壊してしまったなというのが率直な感想ですし、決して難しいボールではなかったし。シンプルな自分のミスかなと。それでゲームを崩してしまったのはチームに申し訳なかったですし、埼スタに来てくれた皆さん、たくさんの方々に勝ち試合を見せることができなかったんで、悔しいです」と肩を落とした。
これで日本は、FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選で初失点。開幕からの無失点は3で途切れ、通算としても6試合連続でストップした。最長タイ7試合連続の完封に並ぶことができず、埼玉スタジアムを埋めた約5万8700人の大半から「あぁ」の声が響いた。
アウトサイドでクリアしようと試みたが、中に入りすぎた面があったかもしれない。
「あの瞬間は、まあいろんなことを頭で考えてましたけど、もしかしたら、その前にマチ(左センターバック町田浩樹)が触るかな…とか、そこら辺でどう対応して、次のボールを、というところまで考えてしまった結果、ちょっと出足が遅れたなと。シンプルに、僕のポジションがもう1つ下がって、もう1歩でも下がって左足でクリアできていれば問題なかったと思うので。僕のポジショニングミスというか、もう少しアラート(警戒的)に準備しておかないといけないシーンだったなと思います」
それでも気持ちを立て直し、以降は封じ込めた。「あのシーンは正直、つらかったし、だいぶ自分の中でもショックは大きかったですけど」と悔やみながらも「絶対に負けちゃいけないというところはずっと考えていたし、ここで崩れるとオーストラリアの思うつぼというか。ゲームをこれ以上、壊したくなかったというところもあったし、気持ち的にはもちろん難しかったんですけど、最後までやるところはやろうと思いました」と切り替えた。
後半31分、途中出場のMF中村敬斗(スタッド・ランス)が同点オウンゴールを誘発し「最後、追いついてくれてホッとした」と神妙な面持ちだった。

