サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」MF籾木結花(ゆうか、28=レスター)が27日、自身のインスタグラムを更新。故郷米国での歓喜を投稿した。

26日(日本時間27日)に米サンディエゴで行われたシービリーブスカップで3年半ぶりに代表復帰を果たし、第3戦米国戦で先発出場。2-1の歴史的1勝に貢献した。前半2分に結果を出した。MF長谷川唯(マンチェスターC)のスルーパスにゴール前へ飛び出し、相手GKを体でブロックしながらボールを受けるとターンして守備2人を外して左足シュート。鮮やかに先制ゴールを決めた。

英語と日本語で米国に勝利して頂点に立った思いを、練習や試合、表彰式での金メダル写真も含めてつづった。中には長谷川との2ショットなども披露した。

「東京五輪以来、3年半ぶりに代表に戻るチャンスを頂きました。今回選ばれたこと、そして一度も選ばれなかった3年半の期間で経験した感情はここでは表現できないほどたくさんのものがありますが、ここまで、そして特にこの3年半で私の人生に関わってくれた人全てに感謝の気持ちでいっぱいです。ここで終わりでなく、また新たな始まりであることは分かっていますが。この特別なこの瞬間や感情を忘れず、ここに残すことで多くの人に伝わっていたら嬉しいです」

東京五輪での悔しさを晴らす舞台がない苦悩を抱きつつ、日本代表には選ばれなくても、クラブで結果を出し続けた。その思いが結実した1つの形となった。

コメント欄には元日本代表エースFWの岩渕真奈さん(31)からも「ナイスゴール」と日本国旗の絵文字とともにメッセージが届き、「ぶちさーん!ありがとうございます」と返信した。

サッカー仲間、ファン、サポーター、フォロワーからも「おかえり」「私のスター」「私たちのマジシャン」「ゴール待ってました」「ゴールで嬉し泣き」などの声が続いた。

籾木は米ニューヨーク生まれで、ミドルネームから「ニコル」の愛称で仲間から親しまれている。日テレ(現日テレ東京V)ベレーザでプレーしながら都立杉並高で勉学との両立を図り、15年には慶大に進学。大学卒業後は、米NWSLのOLレインに完全移籍し、海外でもさらなる飛躍。リンシェーピング(スウェーデン)での23年シーズンでは15得点7アシストを記録し、リーグ年間最優秀MFを受賞した。24年1月からはレスター(英国)でも中心を担っている。

なでしこが米国に90分間で勝利したのは、12年3月のアルガルベ杯(ポルトガル)の1-0以来、史上2度目だ。11年女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会決勝で破り初優勝を遂げたが、同試合はPK戦での決着だったため、記録上は引き分け扱い。対戦成績を2勝8分け31敗とした。

米国戦の先発メンバーは以下の通り。

【GK】山下杏也加(マンチェスターC)

【DF】宝田沙織(レスター)熊谷紗希(ロンドンシティー)北川ひかる(ヘッケン)守屋都弥(エンゼルシティー)

【MF】長野風花(リバプール)長谷川唯(マンチェスターC)藤野あおば(マンチェスターC)浜野まいか(チェルシー)籾木結花(レスター)

【FW】田中美南(ロイヤルズ)