「次で借りを返したいと思うけど、次は代表。もやもやというか、この悔しい気持ちをぶつけたい」。勝ち点3を置き土産に晴れやかな気持ちで代表に合流することはかなわなかったが、逆に闘志が湧いてきた。「(自信が)なかったら辞退した方がいい。W杯に行けるかどうかの戦い。気を使ってる場合じゃないし、試合に出られるようにアピールしたい」と言い切った。

 代表での実績はないが、187センチの長身と足元の技術を兼ね備えた素材は、未知の可能性と魅力にあふれる。そして何より、ハートの強さがある。「生きるか死ぬか、天国か地獄かの勝負。負ける気はしないし、試合に出たい。チャンスがあれば、点を決めたい」。もやもやを抱えたサムライが、それを晴らすべく新たな戦いに斬り込む。【実藤健一】

 ◆日本代表センターフォワード争い 24日のメンバー発表で示された序列は岡崎、杉本、大迫の順だった。大迫は昨年11月に岡崎から定位置を奪ったが、今年7月に負傷。帰国後に状態を見極めるため3番手の扱いになった。岡崎はプレミアリーグで開幕2戦連発と絶好調。大迫次第だが、オーストラリア戦先発の最有力候補だ。長身杉本はパワープレー時の途中起用か。