清水エスパルスの元オーストラリア代表ミッチェル・デューク(26)が、次節アウェーFC東京戦(29日)でFWに起用される可能性が出てきた。

 26日、清水三保グラウンドで行われた練習では、ミニゲームでFW北川航也(21)と2トップを組んだ。本職はFWだが、今季は豊富な運動量を武器に、右MFの定位置をゲット。FWでの先発出場となれば、6月4日ホーム東京戦(0-2)以来約4カ月半ぶりで、「厳しい戦いになると思うけど、チャンスがあればシュートを打っていきたい」と話した。

 J1残留を懸けた戦いが続く中、FW陣では鄭大世(33)と長谷川悠(30)が負傷離脱しており、左足を痛めたチアゴ・アウベス(24)は、この日から練習に合流したばかりと万全ではない。

 だが、デュークはミニゲームでも積極的な動きだしを見せており、「どこでプレーしても、自分のベストを尽くしたい。チームに貢献したい」と頼もしい。小林伸二監督(57)も「(DFの)裏を取れるしいい」と評価している。【保坂恭子】