「イサクの1ミリ」が飛び出した。
リバプールへ昨夏、英国史上最高額の1億2500万ポンド(約260億円)で加入した規格外のストライカー、スウェーデンFWアレクサンデル・イサク(27)が4点目のゴールを微妙なタッチでアシストした。
3-1とリードして迎えた後半39分、右サイドからのFK。ゴール前へ入ったMFスバンベリ(ウォルフスブルク)が右から転がってきたボールを右足で蹴り込み4点目を挙げた。
しかしFKキッカーが蹴った際にスバンベリはオフサイドの位置におり、「戻りオフサイド」によるゴールとして取り消された。
ただここでイサクが主審にアピール。FKからのボールをニアサイドで自身が触れたと主張。VARチェックが入り、イサクは右足を後方へ伸ばして小指付近でかすかにボールに触れていたことが判明。そのボールに触れた時は、スバンベリはオンサイドの位置にいたため、一転してゴールが認められた。
まさにテクノロジーがない限り、人間の目では判別が不可能なミクロレベルのプレーだった。
前回カタール大会では、日本代表の三笘薫がゴールライン際から折り返したボールを田中碧が押し込んだ。VARでラインに1ミリほどかかっていたことで、オンプレーが認められてのゴールだった。そんな「1ミリ」単位のプレーによるゴールが再びW杯の舞台で起こった。


