流通経大(関東第3)が、夏の総理大臣杯王者の法大(関東第5)を5-1で下し、3年ぶり2度目の優勝を果たした。来季から川崎フロンターレに加入するMF守田英正(4年)が全4試合フル出場で引っ張り、最優秀選手に輝いた。流通経大は1-1の後半22分にMF新垣のゴールで勝ち越し、3分後に法大MF大西が2枚目の警告で退場すると、数的優位を生かした速攻で大勝した。優勝により、次回の天皇杯出場も決まった。

 MVPの流通経大・守田はセンターバック、ボランチとして2度の延長戦を含む4試合、計420分間にフル出場し、守備に安定感をもたらした。「今日に限って言えば、普段しないミスでチームに迷惑をかけたので(MVPは)自分じゃないなと…」と申し訳なさそうにしながら「優勝という形に導けたのは評価できるかなと思う」と笑顔を見せた。大学日本一を手みやげに今季のJ1で初優勝した川崎Fの門をたたく。