ガンバ大阪の宮本恒靖新監督(41)が25日、大阪・吹田市内で初練習を行った。

 非公開で約1時間半練習。日本代表のセンターバックとして02、06年とW杯2大会に出場した経験を生かし、初日は守備を重点的に確認した。

 クラブは23日に就任1年目のレビークルピ監督(65)を成績不振により解任。クラブのスター監督候補でトップチームコーチとJ3のG大阪U-23監督を兼任していた宮本氏を、トップチーム監督に昇格させた。新指揮官は「自分としては苦しい状況を打開していきたい。お世話になったクラブ。恩返ししたい」と話した。

 G大阪ユース1期生で、05年は主将としてクラブをJ1初優勝に導いた。黄金時代を経験したからこそ、現在プレーオフ圏内の16位に低迷するチームの苦境はもどかしい。「強いガンバでいなきゃいけない。技術だけではなくて、フィジカルでも相手を上回る。相手を圧倒したい。(黄金時代の)道に戻したい」と、力を込めた。

 初陣は28日のホーム鹿島戦。チームはW杯中断明けから2連敗中だが、宮本新監督が悪い流れを止める。