昨年準優勝の横浜F・マリノスはベガルタ仙台に競り負け、ベスト16敗退となった。

 ポステコグルー監督は「マリノスのサッカーはできていた。いいゴールで2点とれていたので、勝てなかったのは残念です」と肩を落とした。今夏に加入後、初出場初先発を飾り、前半40分には同点に追いつくDF畠中のゴールもアシストした17歳MF久保建英については「連携も含め、特に後半は良かった。セットプレーもいいボールが入っていたと思う。彼だけでなく、新加入の畠中もマリノスのサッカーができていた」と初出場を果たした2人を評価した。

 久保は「前半はうまくいかない部分もあったが、後半は自分たちのプレーができていた」と振り返った。アシストシーンについては「中に2人ぐらい入っていくのが見えたので、そこに蹴った。(得点につながり)よかったです」と話した。

 畠中は得点シーンについて「タケ(久保)からいいボールがきたので合わせるだけでした」と笑顔をみせた。初出場で言語の違う外国人2人と組んだ3バックについては「難しい部分もあったが、深刻な問題はなかった」と冷静だった。チームが勝ちきれなかったことを悔やみ「自分は初めてでしたが、やりたいことはできていたという印象。結果につながらなくて残念です」と唇をかんだ。