FC東京は11日、MF米本拓司(28)が名古屋グランパスへ完全移籍することを発表した。

U-16世代から各日本代表に選出され、10年にはA代表にも選ばれてアジア杯最終予選などに出場した。09年に東京に加入し、J1通算214試合に出場している。

米本はクラブを通じ「このたび、名古屋グランパスに完全移籍することになりました。高卒で東京に加入し、10年という時が経ちました。大怪我を3回して、つらいことの方が多かったと思いますが、ファン・サポーター、チームメート、スタッフの方々が支えてくれたおかげで、10年間を過ごすことができました。本当に苦渋の決断、迷った末の決断でした。本当にこのチームが大好きですし、このクラブの成功を心より願っています。もう一回チャレンジをして、自分の可能性を信じて移籍するので、東京のみなさんには『嫌な選手だ』と思ってもらえるように頑張ります。ここでは10年間の想いは語りきれません。この文面だけでは表現できないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。これからは違うチームとなりますが、応援してもらえるとうれしいです。本当に10年間お世話になりました」とコメントした。