浦和レッズ-湘南ベルマーレの試合でJリーグ史に残る「ノーゴール」判定が下された。

明らかな大誤審だ。浦和が2点リードの前半31分、ゴール正面でMF梅崎からパスを受けた杉岡が左足で強烈なシュートを放つとボールは右ポストに当たってゴールに入り、左サイドネットに跳ね返ってピッチ内に転がった。視察した日本代表森保監督の前で、反撃ののろしを上げる1発をたたき込んだかに見えたが、山本雄大主審はボールが両ポストに当たってピッチ内に出たと判断したのか、何と、そのままプレーを続行させた。

得点されセンターサークルに投げ返したはずの浦和GK西川のボールを、浦和の選手らがそのまま湘南ゴール前までつなぎ、これをGK秋元が防いで試合が止まると湘南の曹監督、選手らは猛抗議。梅崎が副審に激しく詰め寄るなど、スタジアムは騒然とした空気になるも判定は覆らず。このまま浦和が2点リードのまま前半を折り返した。

しかし湘南は、この判定に奮起したのか後半に何と3得点。4ゴールを“決め”、3-2で大逆転勝ちをおさめた。