浦和レッズは28日、オズワルド・オリベイラ監督(68)との契約を解除し、後任に前ヘッドコーチの大槻毅氏(46)が就任すると発表した。同日、立花洋一社長が公式サイトに「ファン・サポーターのみなさまへ」と題したメッセージを掲載した。

「日ごろより浦和レッドダイヤモンズをサポートいただき、ありがとうございます。オズワルド オリヴェイラ監督には、就任以来、勝利へのこだわり、メンタリティーなどを選手に植え付けていただき、本当に感謝しています。また、彼の力があったからこそ、天皇杯を最高の形で優勝することができました。本当にありがたかったです。特にこの優勝で、浦和レッズに関わる人たちが一つになったときの強さをあらためて体現してくれました」

「今年は、ACLとリーグの2冠を目標に掲げスタートしていますが、リーグでは、思い通りの結果が出ておりません。特にホームゲームでの試合内容が悪く、トレーニングでも改善されず、非常に苦しい状況が続いています。これまでチームに対しては、ACLとリーグを戦い抜けるだけの戦力補強を行いました。また、オリヴェイラ監督の要望を受け、コンディション回復機器の導入や、食事の提供などのサポートを実施してきました。しかしながら、それらを生かし切れているとは言えない現状があり、このままでは、優勝はもとより上位進出もままならないと判断し、監督、ヘッドコーチの経験がある大槻 毅氏に監督に就任していただくこととしました」

「大槻氏は、チームを外から見ていて足りない部分も把握しており、その戦術的な部分を植え付けることで、チームを躍動させてくれると確信しています。何より、クラブとして掲げている、浦和のために最後まで走り、闘い、貫くことを体現させ、特にホーム埼玉スタジアムでの強い浦和レッズを復活させてくれると期待しています。クラブとしても、その構築に向けて全力でサポートしていきます。みなさまにはご心配をおかけし、大変申し訳ありませんが、引き続きのサポートをよろしくお願いいたします 浦和レッズ代表 立花洋一」(原文まま)