歴史的瞬間を後押ししてくれ! コンサドーレ札幌MF荒野拓馬(26)が11日、13日ルヴァン杯準決勝第2戦G大阪戦が行われる札幌ドームへの来場を呼びかけた。

クラブによると、11日時点でチケット販売数は約9800枚と、売れ行きは伸び悩んでいるという。クラブ初のタイトルがかかる決戦へ、荒野の言葉にも熱が入る。「この試合の重要性を僕自身もそうだけど、ファンやサポーターも理解してほしい。クラブの歴史を変えたかったら、満員にならないと」と訴えた。

下部組織出身、札幌一筋でクラブ愛にもあふれるプロ8年目は、自身にとっても初となる優勝カップを掲げたいと心から思っている。「決勝に行って優勝するために僕たちも精いっぱい頑張るけど、サポーターもチームの一員だよって認識じゃないと困る」。サポーターとともに会場一体で戦いたいと願っている。

「勝つしかないので」。決勝進出には完封または2点差以上の勝利が条件だ。G大阪とのリーグ戦を含めた3連戦最終戦。2連敗中だが、内容は上向きだ。「自分がチームにもたらしていることは、戦う姿勢が大きい。闘志を前面に出せるようにやっていきたい」。逆転決勝進出は、イレブンと12番目の選手たちで成し遂げる。【保坂果那】