ベガルタ仙台の渡辺晋監督(46)が退任することが9日、分かった。丹治強化育成本部長がスポンサー謝恩パーティー後に報道陣に明かした。

「クラブとしては代えるという決断をしました」。最終節の広島戦後に2度の話し合いがあり、決断に至った。「選手で(仙台に)来て初の昇格に貢献して、降格したが、キャプテンもやって、いつか監督にしたいと思っていた中で、監督になって頑張ってくれました。ナベ(渡辺監督)には感謝してるし、一緒に戦ってきた同志として送り出したいです」と話した。

渡辺監督はチームを率い6季目。昨季は天皇杯で準優勝に導いたが、今季は主力が流出。一時最下位に陥ったが、10年連続残留に導いた。渡辺監督は「現役含めて19年間、さまざまな経験をさせてもらいました。常に覚悟を持ってやってきましたし、クラブにもっといい恩返しができれば良かったです。私の力不足。クラブに感謝のひと言しかありません」と語った。後任は決まり次第発表される。