清水エスパルスの高卒ルーキーDFノリエガ・エリック(18)が奮闘している。2日は静岡市内で約1時間30分の練習に参加。精力的な動きを見せた。

愛知県生まれで、6歳から中学3年までは母国のペルーで生活。再来日した高校1年時から清水ユースでプレーした。高3春にFWからセンターバックにコンバートされると才能が開花。念願のトップ昇格を果たした。先月28日のJ2磐田との練習試合では、3バックの右で途中出場。持ち味の空中戦の強さを生かし安定した守備を披露した。攻撃でも前線へのロングパスでアシストを記録。攻守にわたり活躍したエリックは「最初は緊張したが、徐々に落ち着いてプレーできた」とうなずいた。

既にチームにも溶け込んでいる。ブラジル人FWドゥトラ(31)とピッチの内外で行動をともにすることが多く、髪形も後頭部で髪を結った侍ヘアでおそろいにしている。エリックは「(髪形を)同じにする許可をもらった。体のケアや食事の大切さも教えられている。良いところをまねしたい」と貪欲な姿勢を見せる。

公式戦デビューに向けてエリックは「ミスをもっと減らさないと。まずは練習でアピールしたい」と意気込んだ。【古地真隆】