左ひざのけがで別調整が続いていたJ2アルビレックス新潟のMF高木善朗(27)が16日、聖籠町のクラブハウスで行われたグループ練習に参加。

約1カ月ぶりのピッチ練習で軽快な動きを見せた。

新型コロナウイルス感染予防のため、少人数グループでの練習を行っている新潟はこの日、フィールドプレーヤーとゴールキーパー合わせて12人の選手が約1時間の練習に参加。負傷が癒えた高木も、ドリブルやシュートを取り入れたフィジカルトレーニングなど全てのメニューを消化した。高木は「体力的にはハードだったが、ひざの痛みは全くない。楽しくできた」と笑顔を見せたが「試合に向けた調整と、ただ練習を続けるための調整に違いはある」とリーグ戦再開のめどが立たない状態でのコンディション調整の難しさを語った。

「身近な人がコロナウイルスに感染した。人ごとではない」と気にかけるのは、元プロ野球選手で14日に自身のYouTubeチャンネルで感染を公表した片岡篤史氏(50)。父の高木豊氏(61)とは94年に日本ハムで同僚だった。現在も片岡氏の番組に父がゲスト出演するなど交流が続いている。高木は「昔からお世話になっている。幼稚園の時には、用事がある父の代わりに片岡さんが運動会に来てくれ、おんぶで騎馬戦に出てくれたり、家族旅行でハワイにも行った仲。(感染公表の)動画も見た。いつも元気な人なだけに心配」と早期の回復を祈った。【小林忠】