なでしこリーグのINAC神戸が2日、神戸市内の神戸レディースフットボールセンターで活動を本格的に再開させた。

4月4日を最後にチームは活動を自粛。1日に練習を再開させ、この日は本拠地で再始動した。感染症対策としてシャワー室は使用禁止にし、給水のたびに、殺菌成分を含んだ美容液を手になじませた。

日本代表FW岩渕真奈(27)は、東京五輪が延期になったことについて「整理できないものもありました。今できていたら、自分もいいコンディションで臨めていたなと感じました。来年開催されることを願って、下を向かず、前向きにがんばっていきたい」と語った。

自粛期間中に、公園で岩渕と距離をとったうえでサッカーテニスをしていたという新戦力のFW田中美南(26)も「(東京五輪が)伸びた分、新しいチームメート、監督から吸収して(代表に)選ばれていきたい」とし、5年連続の得点王も目指していく。【南谷竜則】