北海道コンサドーレ札幌は20日、6月21日以来1カ月ぶりに札幌・宮の沢で練習した。千葉キャンプから戻り、久しぶりのホームグラウンドに、主将のMF宮沢裕樹(31)は「やっと帰って来たなってうれしい気持ち」と喜んだ。

リーグ再開後の敵地4連戦を2勝2分けで乗り切り、22日にいよいよ東京とのホーム開幕戦(札幌ドーム)を迎える。「楽しみにしている人、限られた人数だけど見に来てくれる人もいる。その期待に応えられるようにいいゲームをしたい」と誓う。

MF荒野は前節仙台戦のレッドカードで出場停止。貴重な戦力が欠けるが、主将は「本当に全員の力が必要。新しい選手が出てレギュラーをつかみ取るって気持ちでプレーすることで、チームが良くなる」と、控え組の奮起を求めた。

在籍12年6カ月に迫り、クラブ史上最長選手となった。「試合を積み重ねていくなかで自分が戦力になれている実感はある。これからもどんどん戦力になってチームの助けになればいい」。慣れ親しんだスタジアムでの今季初戦、気持ちを新たに臨む。【保坂果那】