藤枝MYFCはホームで首位ブラウブリッツ秋田に0-2で敗れた。今季7得点のFW大石治寿(つぐとし、30)を軸に攻めるも、無得点。今季初の完封負けを喫した。

藤枝は、リーグで唯一無失点を続ける首位秋田に完敗した。序盤は相手の縦に速い攻撃に粘り強く対応。0-0で前半を折り返すと、後半立ち上がりから攻勢を強めた。同4分、左CKをFW大石が頭で合わせたが、GKの正面を突いた。その後もサイド攻撃から決定機をつくった。しかし同15分に最終ラインの裏へ抜け出されて、先制を許した。同28分に追加点を献上。最後まで反撃したが、相手の堅守を崩せず、今季初の完封負けとなった。

オンライン取材に応じた大石は「チーム全体で我慢強く戦えていた。チャンスを決めきれなかったのは前線の責任」と唇をかんだ。石崎信弘監督は「少ないピンチでやられてしまった。攻撃は何本か良いクロスもあったが、最後の精度が足りなかった」と話した。次節は29日、アウェーでカターレ富山と対する。中3日での連戦へ向けて、立て直しを図る。【古地真隆】