子どもも大人も、サッカーを楽しみながらもっと上手になろう!

日本サッカー協会(JFA)は4日、動画配信ツール「JFAサッカーキッズ動画」(https://kids-movie.jfa.jp/)の提供を開始した。新型コロナウイルスの影響で試合や練習などの活動が制限される中、指導者と子どもたちの両方に、サッカーの魅力を知ってもらうだけでなく、日々の練習にも活用して上達する手助けになることを目指し、日本代表のサポーティングカンパニーでもあるKDDIの協力のもとで作成した。主な内容は以下の通り。

<1>JFAチャレンジゲーム(めざせクラッキ、めざせファンタジスタ)

<2>日本代表スーパープレー集(プレー密着映像、トレーニング風景、ドキュメンタリー)

<3>プロサッカー選手からの宿題(リフティング、ボールコントロール、身体づくり、ゴールキーパー)

<4>日本代表のトレーニング(個人トレーニング、身体づくり)

<5>女子サッカー(メッセージ、女子プロリーグ)

今後、さらにコンテンツを増やしていく予定。日本協会の反町康治技術委員長は、広報部を通じて以下のコメントを寄せた。

「日本サッカー協会の技術委員長を務める反町康治です。技術委員会はキッズ年代からプロ選手まで、幅広く日本サッカーの向上、発展に向けて努力をしていくことが仕事であり、代表強化、ユース育成、指導者養成と普及の四位一体で取り組むことが重要です。

この中で特に「普及」は、私に課せられた大きなミッションだと考えており、今まで諸先輩方が培ってこられたベースをさらに広げていくべく、新しい施策を打ち出していきたいと考えております。

今回のキッズ向け動画配信ツールも新しい普及施策の1つです。今回、新型コロナウイルスの影響でサッカー活動が制限されている中でも公園でサッカーボールを蹴る親子の姿や、工夫をして子どもたちを指導するコーチの方々の努力を目の当たりにしました。こうした子どもたちや指導をする大人にも役立つよう今回の『JFAサッカーキッズ動画』プラットフォームを開発しました。子どもたちにはサッカーの楽しさ、カッコよさを感じてもらえるような動画を、大人には子どもたちにより効果的に指導できるようなトレーニング方法を紹介する動画などを提供していきたいと考えています。

子どもたちは数年後に日本代表のブルーのユニホームを着て大観衆の中でプレーする可能性を秘めています。また、それを見守る指導者たちも是非そうした子どもたちにロジック(論理)とパッション(情熱)をもって指導を続けて欲しいと強く願っています。

子どもも大人も『可能性は無限大』です。

その手助けになれるようにこの動画配信ツールの充実を図っていきたいと考えております」