新型コロナウイルスの影響で2月16日川崎F戦以来となったルヴァン杯。J1清水はホームで名古屋と対戦した。前半ロスタイムに先制点を献上した清水は、後半9分にも追加点を与え0-2。清水は後半16分に公式戦初出場の成岡輝瑠(ひかる=18)ら一挙3人を交代し反撃を試みたが、試合終了間際にも3点目を奪われ0ー3で完敗。清水は残り1試合を残し、1次リーグ敗退が決まった。

  ◇    ◇    ◇

清水は完封負けで敗退が決まった。1日のリーグ浦和戦(1-1)から、スタメン全員を入れ替えた。ピーター・クラモフスキー監督(41)は「フレッシュで、バランスの取れたメンバーで戦いたい」。布陣は3-5-2を採用。今季開幕前から取り組んできた3バックで試合に臨んだ。

腰痛で離脱していたGKネト・ヴォルピ(28)が復帰。前半10分には、至近距離からのシュートを好セーブし、ブランクを感じさせなかった。均衡した状況が続き、0-0のまま折り返すかと思われたが、同ロスタイム。FKのこぼれ球を押し込まれ、手痛い先制点を許した。

後半9分には、最終ラインの裏へ抜け出されて追加点を献上。さらなる劣勢に立たされた。同16分、先月29日にトップ昇格が内定したばかりのMF成岡を投入。ボランチへ入り、早くもトップチームデビューを飾った。その後、前がかりに攻め込むも、同ロスタイムに3失点目。不安定な守備がこの日も露呈した。

公式戦4試合ぶりの敗戦。ルヴァン杯は残り1試合を残し、1次リーグ敗退が決まった。中2日の8日には、リーグ札幌戦が控える。切り替えて次戦に臨むしかない。【古地真隆】