J2ジュビロ磐田がしぶとく勝ち点1を積み上げた。アウェーで群馬と2-2で引き分けた。前半28分にはFW小川航基(23)が自ら獲得したPKを冷静に決めて先制点をマーク。一時は逆転を許すも、MF大森晃太郎(28)が5試合ぶりのゴールで同点とした。今季2度目の連勝を逃したが、チームは3戦負けなし(2勝1分け)となった。

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エースがこの日も輝いた。磐田FW小川航は前半26分、味方からのスルーパスに反応。相手の背後を取り、エリア内で倒されPKを獲得した。自らボールをセット。ゆっくりとした助走からGKの動きを見極め、ゴール中央に蹴り込んだ。2試合連続のゴールで先制点。前節金沢戦は2得点を挙げるも「もっと取りたい」と貪欲な姿勢を見せ、チームトップの今季7号で奪った。

その後は2失点し、一時は逆転されるも、粘りを見せた。後半22分、FWルキアン(28)が打ったシュートがクロスバーに直撃。こぼれ球をMF大森が左足で押し込んだ。フベロ監督(46)も「勝つためにきた」と位置付けた一戦は引き分けに終わった。ただ、最低限の勝ち点は持ち帰った。8月の7試合は3勝3分け1敗。猛暑での連戦で勝ち越した自信を今後につなげる。【神谷亮磨】

▽磐田のフベロ監督 前半はとてもいい入り方をした。勝ち点3を取ることだけを目指していたので、結果には満足していない。

▽先制点を決めた磐田FW小川航 PKを獲得できた場面は、うまくスペースに走り込めた。勝ち点1は悔しい結果。