J3のSC相模原は28日、Jリーグからクラブ史上初となるJ2クラブライセンスが承認されたことを受け、望月重良会長がコメントを発表した。

望月会長は「14年にJリーグへ入会してから、毎シーズン全力で戦ってまいりましたが、これまではたとえJ3で優勝したとしても、クラブライセンスがないためにJ2へ上がることはできませんでした。しかしながら、地域のみなさま、行政のみなさま、熱い応援をしてくださるファン・サポーターのみなさま。すべての方の協力があって、大きな、大きな一歩を踏み出すことができました」と喜びを語った。

今回の決定により、相模原は今年のJ3リーグで自動昇格圏の2位以内に入れば、来季はJ2昇格が可能となる。チームは現在全34試合中、ほぼ折り返しとなる18試合を終えて7位。2位ロアッソ熊本とは勝ち点9差となっている。望月会長は「私たちには大きな目標があります。それは『地域のみなさんにとっての誇りになること』。そのためにもカテゴリーを上げて、より高いレベルで、より強く、より楽しいサッカーを見せていきたいと考えております。これからも、引き続き、応援をよろしくお願いします」とつづった。

相模原は現在ホームスタジアムとして使用している「相模原ギオンスタジアム」がJ2施設基準を満たしておらず、今回の承認は18年に新たに加わった「5年以内に必要要件を満たしたスタジアムの新設」という例外規定の適用に基づくものとされる。クラブは同市内を本拠地とするラグビーやアメリカンフットボールチームとも連携し、JR相模原駅前の米軍施設跡地に多機能複合型スタジアムを建設する署名活動を行っている。