J1第21節は10月10日に行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

北海道コンサドーレ札幌 – 湘南ベルマーレ

・札幌対湘南の通算7試合では、札幌の2勝4分1敗(札幌のPK戦での2敗含む)。しかし、本拠地での今カードでは2連勝中で、90分間で敗れたことはない(1998年4月の試合ではPK戦の末敗れている)。

・札幌は前節仙台戦の引き分けでリーグ戦の連敗を3で止めた。しかし、直近14試合で1勝(3分10敗)しか挙げておらず、本拠地で最後に勝利したのは7月26日の横浜FM戦(3-1)で、同地では現在9試合連続未勝利(3分6敗)。

・湘南は現在4連敗中。今節も敗れると、クラブ史上初となる2年連続同一シーズンで2回以上5連敗を記録することになる。

・湘南は現在4試合連続無得点。今季ノーゴールに終わった試合はリーグワーストの10試合で、得点を挙げた試合を上回っている(9)。

・札幌は今季ホームでの失点数がリーグワーストタイの23。このうちPA内からのシュートによる失点も22点(PK含む)で、リーグワースト。本拠地で喫している直近7失点のうち、6点はすべて9m台以下の位置からのシュートで決められている。

・湘南の今季得点を記録した試合の1試合平均枠内シュート率は47.1%(32/68)。一方、今季無得点に終わったシュートの同枠内シュート率は39.2%(20/51)。

・ジェイは湘南戦直近4試合で3ゴール。2018年以降、シーズンでの同カード2試合目の試合で必ず得点を決めている(昨季は同2試合目に2得点)。

・湘南の今季FW登録の選手による得点数はリーグワーストタイの5点。このすべてを石原直樹が決めている。


FC東京 – ガンバ大阪

・FC東京対G大阪の通算37試合では、FC東京が15勝9分13敗とわずかに勝ち越している。しかし、同クラブが勝ち越している対戦カードで得失点差がマイナス(-7:55得点、62失点)なのは今対戦だけ。

・FC東京は今対戦では現在3試合連続無敗(2勝1分)。ホームでは、同地での初対戦から2連敗後、現在16試合連続無敗(11勝5分)。

・FC東京は現在の2連勝も含む、直近5試合で4勝。このうち勝利した4試合はすべて無失点に抑えていて、今季のクリーンシート数もリーグ最多の10回。

・G大阪は現在5連勝中。最後にこれ以上の連勝を記録したのは2018年11月の9連勝。アウェイでも現在3連勝中で、今節も勝利すると2018年11月以来の敵地4連勝(当時も4連勝)。

・FC東京は今季対戦相手より下回るポゼッションで勝利した試合数がリーグ最多の11試合。今季のポゼッション率はリーグワーストの40.6%。

・G大阪は現在の2失点連続を含む、直近6失点のうち4点をヘディングで決められている。今季アウェイ戦でのヘディングによる失点数はリーグワーストタイの7点で、これらは同地での直近8失点で記録されている。

・ディエゴ・オリヴェイラはFC東京に加入以降の、G大阪戦通算5試合のうち、4試合で得点を記録している(この間4得点)。FC東京入団以降では、広島戦と横浜FM戦と並び、もっとも多くの得点を記録している相手(各4点)。

・前節鳥栖戦でJ1通算100ゴールを記録した渡邉千真は、直近4本の枠内シュートで、4得点を決めている。


清水エスパルス – サンフレッチェ広島

・清水は広島戦直近13試合でわずか2勝(2分9敗)。この間、無失点に抑えたのは勝利を挙げた2試合のみであり、複数得点を記録したのは1試合のみ(計11得点、30失点)。

・清水はホームでの広島戦直近6試合で5敗(1勝)。敗れた試合ではいずれも複数失点を喫している(1試合平均:2.8失点)。本拠地での今カードでは、それ以前の21試合でわずか3敗、2失点以上を喫したのは1試合のみだった(16勝2分3敗、1試合平均:0.6失点)。

・清水は直近11試合で10敗(1勝)。また、今季開幕からの21試合では15敗を喫しており、同期間での敗戦数としてはクラブ史上ワースト(次点は1996年の13敗)。

・清水はホーム戦で現在、2017年11月以来となる5試合連続複数失点を喫して5連敗中(当時7連敗)。また、今季本拠地での1試合平均失点数(2.3)は、2015年以降でリーグワースト2番目(ワースト1位タイは2015年、2019年の清水:2.4失点)。

・広島は今季アウェイでの10試合で4勝2分4敗とイーブンの成績。敵地での直近の試合では勝利を挙げたが(第18節大分戦:2-0)、今季は同地で未だに連勝を記録していない。

・広島は今季、クロス成功率がリーグベスト(28.9%:119/412本)。対する清水は、同項目が今季リーグ2位(27.8%:111/400本)。

・森島司は今季、アシストを記録していない選手の中ではラストパス本数がリーグ最多(37本)。同選手は今季出場した19試合のうち、15試合でラストパスを1本以上記録している(1試合平均:2本)。

・柏好文は出場した清水戦で現在、2試合連続で得点に直接関与している(1得点、2アシスト)。同選手にとって清水は、2015年以降で最も多く得点に直接関与している相手(3得点、3アシスト)。


名古屋グランパス – セレッソ大阪

・名古屋対C大阪の通算39試合では、名古屋が23勝3分13敗と大きく勝ち越している。名古屋にとってC大阪は、今季J1に所属するクラブの中で最も勝率の高い相手(59%)。今カード直近6試合でもわずか1敗(4勝1分)。

・名古屋は直近8試合で勝利と敗戦を交互に繰り返している(4勝4敗)。前節浦和戦ではアウェイで勝利を挙げた(1-0)。しかし、ホーム戦では現在3連勝中。

・名古屋はパロマ瑞穂スタジアムでの直近の試合で勝利を挙げた(第15節横浜FM戦:2-1)。しかし、同スタジアムで連勝を記録したのは2016年4月が最後。

・C大阪は現在、降格した2014年12月以来となる4試合連続複数失点を喫している(1勝3敗)。2失点以上を喫した試合数としては、それ以前の36試合で記録したものと等しい。

・C大阪は現在の4試合連続複数失点が始まった9月19日以降、被枠内シュート率(50%)と被シュート決定率(19.6%)がリーグワースト2位。今季それ以前は、被シュート決定率がリーグ最少だった(5.7%)。

・名古屋は今季、ポゼッションが40%を下回った試合で全勝(4試合)。対するC大阪は、同項目が同値以下だった6試合で5勝を挙げている(勝率83.3%:5勝1敗)。唯一の敗戦は、前節川崎戦(10月3日:1-3、39.5%)。

・マテウスは名古屋が挙げた直近4得点のうち、3点をアシストしている。また、同選手は今季ドリブル回数、同成功数がリーグ最多(39/89回)。今季出場した20試合のうち、17試合で3回以上のドリブルを記録している(1試合平均:4.5回)。

・松田陸は今季、DF登録選手の中で直接シュート関与数がリーグ最多タイ(39:シュート17本+ラストパス22本)。また、同選手はオープンプレーからのクロス数と同成功数が今季リーグ最多(22/86本)。


柏レイソル – ヴィッセル神戸

・柏対神戸の通算39試合では、柏が24勝4分11敗と勝ち越している。同クラブがG大阪戦とならび、もっとも多くの白星を挙げている対戦相手。

・柏は今カード直近12試合では1敗(2018年7月:0-1、9勝2分)。ホームでの今対戦では現在7連勝中。

・柏は直近4試合では1敗(2勝1分)。しかし、ホームで最後に勝利したのは先月9日のG大阪戦(本拠地では現在2試合連続未勝利:1分1敗)。

・神戸は同一シーズンでは現在、2017年開幕からの4試合で記録して以来の4連勝。この間の1試合平均得点は3(12ゴール)。

・柏の今季ホーム戦開催試合の前半失点数はリーグ最少タイの3だが、同後半の失点数はリーグワーストタイの16。

・神戸は現在の4連勝が始まった9月23日以降の枠内シュート率がリーグトップの75%(21/28)。ヴィッセルの今季全体の同率はリーグ4位の47.9%(116/242)。

・オルンガは今季リーグ最多の19得点及び、柏が記録してる今季総得点の半数を決めている。今季リーグ最多の95本シュートを放っている同選手の決定率は、今季シュート54本以上を記録している選手の中では、リーグトップ(20%:19/45)。

・イニエスタは現在4試合連続で得点に直接関与している(6:3ゴール+3アシスト)。Jリーグ加入以降では、昨年8月以来となる自己最長タイ記録。


鹿島アントラーズ – 横浜FC

・鹿島は横浜FC戦通算3試合で1敗(2勝)。この敗戦は今季前回対戦で喫したもの(0-1:2020年8月)。同クラブは今節敗れると、昇格クラブに対しては通算4度目のシーズンダブルを喫することになる(C大阪:2010年、柏:2011年、湘南:2015年)。

・横浜FCは直近8試合でわずか2勝(6敗)。この8試合のうち6試合で複数失点を喫しており、直近16試合でも1失点以下に抑えたのは3試合のみ(5勝11敗:1試合平均2.2失点)。

・鹿島は現在2試合連続無得点での2連敗中。同クラブが最後に同一シーズン内で3試合連続無得点に終わったのは2012年5月(当時1分2敗)。

・横浜FCはアウェイでは直近5試合でわずか1勝(4敗)。しかし、この勝利は敵地での直近の試合となった浦和戦で挙げたもの(2-0)。今節勝利すると、J1のアウェイではクラブ史上初の連勝となる。

・鹿島は無得点に終わった直近2試合の枠内シュート率が40%(12/30本、ブロックされたシュートを除く)。それ以前の8試合(7勝1分)の枠内シュート率は48.1%だった(51/106本)。

・横浜FCは今季決定機での得点率がリーグ2位(52.2%:12得点/23回)。また、今季の決定機通算23回のうち16回(7得点)はアウェイで記録したもの。

・エヴェラウドは出場した試合では現在3試合連続無得点。この3試合での枠内シュート率は41.7%(5/12本、ブロックされたシュートを除く)。今季それ以前の枠内シュート率は65.4%だった(34/52本)。

・レアンドロ・ドミンゲスは直近3試合で2アシスト。また、同選手は今季出場時間232分で10本のラストパスを記録。ラストパスを10本以上記録している中では、90分あたりの同パス数がリーグ2位(3.9本)。


横浜F・マリノス – 大分トリニータ

・横浜FM対大分の通算19試合では、横浜FMが10勝3分6敗と勝ち越している。しかし、2019年以降の今カード直近3試合では2敗(1勝)。それ以前の今カード8試合で喫した敗戦数と同じ(5勝1分2敗:2007年~2013年)。

・横浜FMは前節神戸戦で6試合ぶりの敗戦(2-3)。今節敗れると、同クラブは今季3度目の連敗となる。昨シーズンは連敗を喫したのが1度のみだった(3連敗:2019年8月)。

・大分は直近6試合の内、4試合で複数得点を記録(5勝1敗:1試合平均1.8得点)。それ以前の12試合で2得点以上を挙げたのはわずか2試合のみだった(1勝4分7敗:1試合平均0.8得点)。

・大分はアウェイでは現在3連勝中。今節勝利すると、敵地ではクラブベストの4連勝を記録することになる。

・横浜FMは今季被決定率がリーグワースト3位(14.4%:38失点/264被シュート)。2015年以降の同項目としてはクラブワーストの記録。また、同クラブが昨シーズンに喫した失点数と既に並んでいる(38失点)。

・大分は9月13日の仙台戦以降の決定率がリーグ2位(18.6%:11得点/59本)。今季それ以前の決定率は9.8%だった(14得点/143本)。

・マルコス・ジュニオールは現在3試合連続ノーゴールであり、この間には1本も枠内シュートを放っていない。同選手がこれ以前に3試合連続で枠内シュート0本に終わったのは1度のみ(2019年11月~12月)。

・田中達也は出場した直近6試合で4得点を記録。今季自身の得点によって獲得した勝ち点はリーグ5位タイ(11ポイント)。


川崎フロンターレ – ベガルタ仙台

・川崎対仙台の通算21試合では、川崎が11勝7分3敗と勝ち越している。今カードでは現在13試合連続無敗(8勝5分)。同一カードでの連続無敗数としてはクラブベストを記録している相手。

・川崎は現在、ホームではクラブベストの9連勝中。同クラブはこの9試合では全て複数得点を挙げている(1試合平均3.4得点)。

・仙台は現在10試合連続未勝利(3分7敗)。同一シーズン内の連続未勝利数としてはクラブ史上ワースト3位の記録(19試合連続:2003年4月~9月、14試合連続:2010年4月~8月)。

・仙台はアウェイでは現在6試合連続未勝利(2分4敗)であり、直近2試合では3失点ずつ喫している。同クラブが最後に敵地で3試合連続で3失点以上を喫したのは2015年7月~8月。

・川崎は今季枠内シュート率がリーグベスト(53.2%:150/282本※ブロックされたシュートを除く)。また、同クラブは今季10本以上の枠内シュートを記録した試合数がリーグ最多(4試合)。

・仙台は9月以降の被決定率がリーグワースト2位(16.8%:19失点/被シュート113本)。同期間の1試合平均失点数はリーグワースト(1試合平均2.7失点)。

・小林悠は仙台との今季前回対戦では3点に直接関与(2ゴール、1アシスト)。同選手にとって仙台は、2015年以降で最も多くの得点に直接関与している相手(12点:8ゴール、4アシスト)。

・アレクサンドレ・ゲデスは先発出場した直近6試合では4得点を記録。この間に放った枠内シュート数8本に対し、今季それ以前に先発出場した5試合での同シュート数は3本のみだった(1得点)。


サガン鳥栖 – 浦和レッズ

・鳥栖は浦和戦直近12試合でわずか2勝(7分3敗)。しかし、ホームでの今カード通算8試合ではわずか1敗(4勝3分)。本拠地で3試合以上対戦した中では、最も敗戦率の低い相手(12.5%)。

・鳥栖は現在3試合連続未勝利(1分2敗)。ホーム戦直近4試合でも3敗(1勝)しており、この間敗れた3試合で複数失点を喫している。

・鳥栖のホーム戦直近4試合での1試合平均失点は1.8(計7失点)。今季これ以前の本拠地6試合での同平均は0.7(計4失点)。同地での直近4試合の被枠内シュート率は35.1%(20/57、ブロック含む)であり、ホームでのこれ以前の6試合より10%以上高い(24.4%:19/78)。

・浦和は現在、2017年12月以来となる3試合連続無得点での3連敗中。この間34本のシュートを放っているが無得点。それ以前にはシュート7.7本あたり1得点を記録していた。

・浦和は前節名古屋戦での失点を含め、クロスからの失点数が今季リーグワースト(12失点)。対する鳥栖は、同得点が今季リーグ最少タイ(2得点)。

・鳥栖は9月以降、被シュート数と被枠内シュート数がいずれもリーグワースト(48/141本)。対する浦和は、同期間での被枠内シュート数がリーグワースト2位(44本)。

・林大地は9月以降、得点数がリーグ3位タイ(5得点)。同期間に5得点以上を記録した選手の中では、決定率がリーグベスト(38.5%)。

・槙野智章は現在12試合連続先発フル出場中。同選手は今季、50回以上のデュエルを記録した選手の中では同勝率がリーグベスト(71%:71/100回)。