アルビレックス新潟がアウェーで京都サンガに2-1で競り勝ち、今季初の3連勝を飾った。1-1の後半30分、途中出場のDF堀米悠斗(26)がFWファビオ(23)とのワンツーでペナルティーエリアに進入し、左足で決勝点を奪った。後半23分、DF田上大地(27)の今季3得点目で先制した直後に追いつかれる重苦しい展開を、主将の堀米が振り払った。

後半11分から出場した堀米はピッチを自由に動き回り、攻撃を活性化させた。「中央でパスを受けて前を向くことと、左からクロスを上げることを意識した。(本間)至恩とポジションを替えながらうまくプレーできた」。決勝ゴールは、自身公式戦5年ぶり得点だった。「練習の成果が出た。試合に多くの時間絡めていない選手の気持ちも込めて思い切り足を振り抜いた」と笑顔で振り返った。

この勝利で順位を5位に上げ、中3日で次節14日、ホームに勝ち点9差の2位福岡を迎える。堀米は「全員がファイトし、チームの一体感はより強くなっている。ただ気持ちだけでは勝ち続けられないので守備面をしっかり修正し次に備えたい」と表情を引き締めた。