J2ファジアーノ岡山に加入が内定した甲南大のMF木村太哉(たかや、4年)が15日、神戸市内の同大学で会見を行った。

甲南大で初のJリーガーが誕生する。MFながら今季関西リーグで10試合5得点と関西3位タイのゴール数を誇る。高い身体能力を生かしたサイドからのドリブル突破が魅力だ。木村は「技術が高い選手ではないが、チームの潤滑油となれるような選手になりたい。球際や身体能力を生かしたプレーで、Jリーグでもアピールしたい。J1昇格の力になれるようになりたい」と意気込んだ。

元神戸の柳川雅樹監督は「ドリブルは突出したレベルではないが、どんな練習でも100パーセント出せる精神面はトップクラス。プロでも変わらずにやれるかどうか。スタメンを取って、試合に出続けてほしい」と愛弟子に期待した。

今季は関西リーグ3位で、創部史上初の全国大会出場を決めた。大学最後の大舞台に木村は「全国初出場でベスト4を目指します。1戦1戦戦って、目標を達成したい」と誓った。【南谷竜則】