15年度大会以来4度目の全国制覇を目指す東福岡は、PK戦で敗れた。

終始攻めながらも、決定機を欠き無得点でPK戦に突入。PKは1本目を成功させたが、2番目に出た主将のMF上田瑞季(3年)からMF青木俊輔(3年)、MF遠藤貴成(3年)が3連続で失敗した。

敗戦の瞬間、歓喜する矢板中央イレブンと対照的に、遠藤はピッチにうずくまってしばらく動けなかった。上田は「PKを外す人数が多くて、メンタル面の部分でまだまだ足りなかった。PK練習は日頃からしていたが、自分たちの甘さでやられた」と肩を落とした。

昨年12月31日の1回戦は、FW日高駿佑(3年)が負傷離脱中のエースFW長野星輝(3年)の穴を埋め、2得点で桐蔭学園(神奈川)撃破に貢献。年が明けて2日の2回戦は、後半ロスタイム3分に、後半37分から途中出場のDF竹内良(3年)が、ラストワンプレーのFKの流れから頭で決勝ゴールを決め、2-1で作陽(岡山)に劇的な“サヨナラ勝ち”としていた。

部員280人。選手層の厚さが強みで、日替わりヒーローの活躍で波に乗っていたが、3回戦で力尽きた。